知恵の輪今週の衣/アロハシャツ

アロハシャツは日、中、欧の「デザイナーズブランド」

ハワイのおみやげとして人気の高いアロハシャツ。

ハワイの伝統衣装と思われがちですが、ちょっと勘違い。アロハシャツの原形を作ったのは移民としてハワイにいた、中国人と日本人なのです。
ハワイアン達 は、元々は裸で暮らしていたので洋服を着る習慣がありませんでした。洋服を着るように指導したのはキリスト教伝道師達。彼等は太った女性でも着られるような普段着を作るように教えたことで、ハワイアン達の間でも洋服を着ることが普及していきました。


ハワイのシャツの原形はキリスト教の伝道師と、アメリカの開拓者がハワイに西洋文明をもたらした際に入ってきた「1000マイルシャツ」と呼ばれる服。この服は、何ヶ月にも及ぶ旅人重労働にも耐えられるというその耐久性から名前がつけられました。
当時、ハワイに移民してきた中国人と日本人は仕立て技術を持っていました。
彼等はこの「1000マイルシャツ」を元にプランテーションで働く労働者のために作業服を縫いはじめ、その作業服を「パラカ」と呼びました。これが、後のカジュアルなアロハシャツの元となりました。

その後、ハワイの開発により、アロハシャツはビジネスとして売られるようなりました。
ハワイに訪れる観光客が増えたので、ここでしか買えない珍しいお土産を欲しいという、観光客や駐留している軍人のためにギフトショップのオーナー達が、オリジナルのアロハシャツを作りはじめたのです。
そのころのアロハシャツの模様は花柄ではなく、幾何学的なものでした。シルクとコットンが主流であった当時、生地をデザインに合わせて染めていく技術がなかったのです。その問題を解決したのはレイヨン。木のパルプの繊維素から作られたこの合成繊維は、塗料がつきやすく、肌触りもシルク以上、耐久性があり、安く製造できるというので、またたく間に広がり、現代のアロハシャツが作られるようになったのです。

ギフトとして広まっていったアロハシャツ。「アロハ」とは、この島を訪れた人々へ向けられた暖かさ、親しみ、そしてハワイアンの誇りがこめられているのです。






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19980821


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