知恵の輪今週の食/土地による味の違い

味の違いの代表的なものはラーメンです。

「卒業旅行どこ行く〜??」そんな声が飛び交う季節となりました。

友達と連れ立って温泉やディズニーランド、奮発して初の海外旅行!なんていうグループもあるのかな。 とにかく計画するだけでうきうきしてきます。各地の名所を訪ねたり、思いっきり自然の空気をすったりゲレンデを滑走したり…。はたまた心ときめく出会いが待っているかも。

そんな卒業旅行、その土地の味を訪ねるのもおもしろい。日本の中でも、うす味の関西と濃い味の関東に代表されるように、土地によっていろんな味の傾向があります。

味の違いといってピンとくるのは、やはりスープ。麺類、とくにラーメンは日本全国北から南まで味の違ういろんな種類があります。札幌ラーメンに東京ラーメン、大阪ラーメンや博多ラーメン。みんなはどれだけの種類を食べたことがありますか?各地のラーメンにはそれぞれ起源や作り方、スープや具に特徴があります。

4回にわたって全国のいろんなラーメンを紹介するので、卒業旅行で訪ねたらその土地のラーメンを食べてみましょう。基礎知識があれば、きっとおいしさも増しますよ。



第1回 北海道のラーメン

北海道のラーメンと言ってまず思い浮かぶのが「札幌ラーメン」、「函館ラーメン」、「旭川ラーメン」。中でも全国区なのが札幌ラーメンでしょう。

札幌ラーメンはこってりとしたスープに特徴があります。この昆布や煮干しを加え、材料のエキス分をたっぷり取り出した濃厚スープは、時計台の真正面に位置する店「龍鳳」の松田勘七という人物により作り出されました。その発端は一台の屋台からと言われています。ちなみに札幌に初めてラーメンを紹介したのは大久昌治という人物で、中国人留学生向けの中華料理屋から始まりました。この時のスープはあっさりとしたしょうゆ味でした。全国でも人気のある「みそラーメン」は札幌・すすきの駅から5分ほどのところにある「味の三平」で誕生。主人だった大宮守人が、客が豚汁にラーメンの麺を入れて食べるのを見て発明したと言われています。

「函館ラーメン」は「しおラーメン」の本家です。札幌ラーメンのしょうゆやみそ味に影響されることなく、どの店もかたくなにしお味を守っています。スープにとんこつを使っていますが、九州のラーメンのように濁りがないため、一線を画しています。麺は細めのストレート。チャーシュー、メンマ、刻みネギのシンプルさが売りです。

「旭川ラーメン」の看板を掲げる店には、「しょうゆ味一筋」、「しお味一筋」、「みそ味一筋」といったところが多くあります。自分でうまいと思うラーメンを信じて一筋に作りつづける店が多いのです。硬いシナチクを使い、麺はちぢれ麺、スープは濃厚でコクがあります。

このように北海道だけでもいろんな味のあるラーメン。それぞれに伝統があります。ぜひ各地を回ってその土地の雰囲気と主人のこだわりの味を満喫したいものです。




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