コーヒーについて
知恵の輪今週の食/コーヒーについて

アイスコーヒーはMade in Japan

原産地のエチオピアから広がり、今では世界60数カ国で生産されているコーヒー。
あのなんとも言えない香りや苦みがコーヒーの魅力。それぞれの生産地によって、味や香りが違く個性的です。

このコーヒー、日本に輸入されたのは1877年、ちょうどその頃は文明開化の時期、またたく間に広がりました。1888年は初めてカフェが東京下谷黒門町にオープン。1899年には日本が初めてインスタントコーヒーを発明しました。それを機に「戦前コーヒー黄金時代」と呼ばれるほど国内需要も膨らみました。でも、その後に訪れる第二次世界大戦のために「贅沢品」、「敵国飲料」のレッテルを貼られ、ついにコーヒーは輸入停止となってしまうのです。しかし、世界では、この大戦を契機としてインスタントコーヒーが普及していったというのですから何とも皮肉です。



戦争も終わり、次に日本が開発したのはアイスコーヒー。氷を入れて飲む時に、コーヒーの渋みを感じさせない焙煎技術とコーヒー液の保存法を見つけだしたのです。実は、アイスコーヒーを飲む習慣は日本のみのもの。この蒸し暑い気候が生み出した「産物」なのかもしれませんね。

日本は今やアメリカ、ドイツについで世界第三位にランクされるコーヒー消費国に成長しました。日本人一人当たりに直すと、年間に300杯近いコーヒーを飲んでいることになるというのですから驚きです。

ここでおいしいアイスコーヒーのいれ方を御紹介。暑い夏はアイスコーヒーで乗り越えよう!


●ペーパードリップで作るおいしい アイスコーヒー

3つのコツをおさえて、本格的なアイスコーヒーにトライしましょう。
ここでは1杯分の分量を紹介しますが、実際つくるときは2杯以上いっぺんにいれた方がいっそうおいしくいただけるということ。

<いれ方>

1.ドリッパーにセットする
ペーパーフィルターのシール目を交互に折り、ドリッパーにセットします。



2.杯数分のアイス専用のコーヒー粉をいれる。
1杯分の粉の量は12gが目安。メジャースプーンで山盛り1杯、あるいは軽く2杯程度いれてください。



3.コーヒーを蒸らす
一度沸騰したお湯がいったん静まり摂氏95度くらいになったら、細口のポットで中心からそっと粉全体にお湯が行きわたるまでらせん状に注ぎ、約20秒蒸らし、コーヒー全体がふくらむのを待ちます。



4.お湯を注ぐ
十分にふくらんで止まったら、杯数分のお湯を円を描くように一気に注ぎます。1杯分の湯量の目安は、約100cc。最後に氷で急冷しますので、氷が溶ける分を考慮して、濃いめのコーヒーをつくります。



5.グラスを氷を入れる
グラスいっぱいに氷を入れてコーヒーがサーバーにおちるのを待つ間に、グラスいっぱいに氷を入れておきます。(1杯分の氷の目安は100g程度。14g位の氷で7個ほどです。お好みで加減してください。)



6.コーヒーを注ぐ
サーバーにおちたコーヒーをグラスに一気に注げば、できあがり。飲む直前に、溶けかかった氷を取り出して新しい氷を加えると、よりおいしく召し上がれます。


●アイスコーヒーを入れるコツ
コツ1:アイス専用の深炒りのレギュラーコーヒー(粉)をつかいましょう。
コツ2:通常のホットコーヒーよりも、必ず濃いめのコーヒーをたてましょう。
コツ3:抽出したコーヒーは、氷をたっぷりいれたグラスやポットへ一気に注ぎ、急速冷却しましょう。


●コーヒーの種類

・モカ  アラビア・エチオピア産
独特な香りと、まろやかな酸味とコクがあります。
・ケニア  ケニア産
酸味とコク、上品な香りがあります。
・キリマンジャロ  タンザニア産
強い酸味と甘い香りと上品な風味があります。
・ロブスタ  アイボリーコースト産
強い苦味と特異な香りがあります。
・マンデリン  インドネシア・スマトラ産
コクのあるやわらかな苦味と、上品な風味があります。
・ハワイ・コナ  ハワイ産
強い酸味と甘い香りがあります。
・グァテマラ  グァテマラ産
甘い香り、上品な酸味、芳醇な風味があります。
・ブルーマウンテン ジャマイカ産
単品で味の調和のよくとれている最高級品とされています。
・コロンビア  コロンビア産
甘い香りとまるい酸味と、まろやかなコクがあります。
・ブラジル・サントス  ブラジル産
中庸な味、香りが高く適度な酸味と苦味があります。


●焙煎の種類

コーヒーの生豆を火力で炒る(焙煎=ロースト)ことによって、私たちがよく目にする茶褐色のコーヒー豆になります。この炒り方でコーヒーの風味が微妙に違ってきます。浅炒りほど酸味が強く、深炒りするほど苦味が強くなります。

・生豆
コーヒー豆は、生豆のまま煎じて飲んでも、苦くておいしくありません。火で炒ることによって、はじめてその天性のおいしさが引き出されます。
・浅炒り
うすくシナモン色(薄茶色)がついた程度の段階です。味は酸味が強く苦味はほとんどありません。アメリカンコーヒー向きです。
・中炒り
色が茶褐色になってきます。最も一般的なローストで、市販の豆の多くがこのタイプです。酸味と苦味とのバランスもよく、コクと甘みがあります。
・深炒り
色は黒みをおびてきます。酸味はほとんど感じられず、苦味と香ばしさが強くなります。エスプレッソコーヒーやアイスコーヒーなどに向いています。






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19980821


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