知恵の輪今週の食/十五夜

十五夜(じゅうごや)は無礼講(ぶれいこう)の日?


夜には虫の声が聞こえ、空にはまーるいお月様…、秋の夜長は日本の四季の中でも特に風情があっていい季節ですよね。昔の人たちも月を見上げ、秋の夜長を楽しんでいました。
十五夜もちょうどこの季節。十五夜の月は満月だと思っていませんか?ところが、いつも満月というわけではないのです。150年間で 十五夜が満月となったのは56回。約3回に1回しか満月ではないのです。また、十五夜は旧暦の8月15日のことをいうので今の暦とは合わず、毎年日付が変わります。
ちなみに今年の十五夜は10月5日なのですが、満月は10月6日です。


十五夜の月は別名「中秋(ちゅうしゅう)の名月(めいげつ)」と言われています。
「中秋」は、8月15日がちょうど陰暦の秋である7月、8月、9月の真ん中の日にあたることからきています。また「名月」は、8月15日と9月13日の「月」のみを指しています。昔のお月見は旧8月15日の「十五夜」とその約1ヶ月後の旧9月13日の「十三夜」と呼ばれる月の両方を見るのが良いとされていました。どちらか片方しか見ないことを「片見月」と言って、不吉だと忌(い)み嫌われたそうです。
十五夜以外にも中秋の名月前後は月は色々と呼び名が付けられ「十四夜」は"小望月(こもちづき)"、「十六夜」は"いざよい"、「十七夜」は"立待月(たちまちづき)"、「十八夜」は"居待月(いまちづき)"、「十九夜」は"伏待月(ふしまちづき)"、「二十夜」は"寝待月(ねまちづき)"と呼ばれていました。
「十五夜」はまた"芋名月"とも呼ばれ、昔は多くの地方で、人の畑に植わっている"芋"を勝手に取って食べても良いという風習があったそうです。ただし幾らでもとって良いという訳ではなく"道から片足踏み込んだ所までとする"というお約束でした。これが「片足御免」という風習です。十五夜はちょっとした無礼講の日でもあったのです。
でも、今の日本は十五夜に畑から芋を盗んだら「片足御免」ではすみませんよ。ご注意を。

今年の満月と新月の日は…
 満月:10/6、11/4、12/4
 新月:10/20、11/19、12/19






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19980925


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