知恵の輪今週の特集/0(ゼロ)について

0(ゼロ)の不思議

「0(ゼロ)」はとっても不思議な数。
1+1=2、2×2=4、…と普通の数字は足したりかけたりすると数が増えるのになぜか0を足しても数はそのまま。また、かけると数がなくなってしまうのですから。

「0(ゼロ)」は元々数字にはなかったもの。古代ローマの時代は0という概念がなかったため、計算方法が大変複雑化し、古代ローマの人たちはその複雑さを補うためにソロバンを使い計算を行っていました。それでも「"無"の存在」を認識していなかった当時の人たちは、ソロバンでの計算が実は0の存在を表しているとはなかなか気付きませんでした。かのプラトンでさえ混乱し「非存在もある意味で存在しなければならない」と論じたほど。


そんな0の発見は数学界に大変衝撃を与えました。最初は位取りの時に空位(0、無し)を表すために用いたのですが、このことが計算方法を飛躍的にアップさせる原因となりました。まさに計算する人にとってはすばらしい発見だったのです。
そんな便利なはずの0なのですが、0が発見された頃は、ヨーロッパでは数字の後に0を付けただけで数が10倍、100倍になったり、計算が簡単にできてしまう0を必ずしも素直に受け入れてはなく、「悪魔の数字」として逆に恐れられていました。

今でこそ「悪魔の数字」とは言われなくなりましたが、「0(ゼロ)」は現在でも神秘な数。秋の夜長に「0(ゼロ)」について考えてみては…






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19980911


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